原稿準備で無駄な言葉を省く

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■ 上手に話すコツ

 プレゼンの構成や内容が決まったら、次にそれを、まさに「プレゼンテーションする」断に入ります。
 プレゼン(スピーチ)の達人と言われた、アメリカ合衆国初代大統領リンカーンは言いました。
 「もし、木を切り倒すのに8時間与えられたなら、私は6時間を斧を研ぐのに費やすだろう。」
 良い準備が、良い結果を生み出します。そしてこと、「話す」ということについて、多くの人は準備が十分でないか、準備の内容を知りません。
 あなたが、プレゼンで違いを生み出したければ、あなたのパフォーマンスを改善する必要があります。
 では、プレゼンを行う前に、どのような準備をすればいいのでしょう?
 まず、スピーチ原稿を準備しましょう。慣れないうちは、用意した原稿の一言一句を暗記するぐらいの準備が必要です。では、なぜ原稿が必要なのか?
 それは、無駄な言葉を避けるためです。
 私たちの日常会話は、無駄な言葉であふれています。それ自体は悪い事ではないのですが、メッセージを伝えたいときには邪魔になります。そして厄介なことに、緊張すればするほど、無駄な言葉は増えていきます。
 無駄な言葉にはどのようなものがあるのでしょう?
 「あー、えーと、そのー」といった、場つなぎの言葉。「これからプレゼンをしたいと思います(正しくは、「プレゼンをします」ですよね)」といった、意味のない文句。意図的でない、同じ言葉の繰り返し。並立でない並立(「大切なのは、準備や、準備なのです」のような)。
 ノイズでしかない、これらの無駄を省くには、原稿を準備することです。文章を書くとき、「えーと」と書く人はいません。また、読む(視覚・聴覚的に確認する)ことで、自分の表現の癖や無駄を見つけることができます。このことは、非常に重要なのですが、世の中にあふれる「プレゼン」を見る限り、十分に注意を払い、準備をしている人が少ないと思われます。こうした無駄は、聞きにくいだけでなく、あなたの知性への疑いを生み、二重の意味でメッセージを伝わりにくくしてしまいます。
 演劇の役者のような言い方を訓練する前に、まずはあなたの「語ること」を整理してください。

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